「俺は好きだったよ」

…もうなんで過去形なんだよ源田ァ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お久し振りですね。私がはてブロを更新するのは約1年ぶりになるらしい。

更新していない1年の間にも色々ありましたね。その辺は話し出すと2年くらい時間が欲しくなるのでそれはまた今度(絶対しません)。

 

皆さんは今期のドラマは何を見ていますか?恋あた?朝顔?リモラブ?…私はメンズ校一択です。

これは次回で第10話、物語は最終章に入るというにも関わらず未だに第7話を引き摺り続けている女の備忘録です。源田ァ(源田ァ)

漢気の7話。源田ァの漢気はしっかりこの目で見させてもらったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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源田ァと言えば無口で硬派、不器用だけどいざという時に頼れる男。そして食に対して強いこだわりを持ち、常にマイ調味料を持ち歩く。おまけに筆不精。なのに4話時点では5バカの中で唯一の彼女持ち(その後別れるが)。

あの時の彼女発言大荒れしたよね

シンプルに実直な男だな、という印象。あと普通に15歳っぽくない。個人的に30歳位になってから結婚を前提にお付き合いしたいタイプの人()

メンズ校の主要キャラは本編上で明かされた限り野上藤木以外は皆何かから逃げるべくしてあの離島にやってきた(と思ってる)けど源田ァの場合は中学時代所属していた野球部の大会で全国大会まで後一歩の所で自分のエラーがきっかけで敗退し、地元に居づらくなったとか。

私は全国大会にあと一歩の野球部でレギュラーだった上に進学校に合格できる学力を持ち合わせ、しかも美味しいご飯まで振舞ってくれるまさに絵に書いた様なハイスペ源田ァが好きだけどな

 

ちなみに原作は見ていません。

 

 

 

 

 

 

それでは振り返っていきましょう。

7話の冒頭は源田ァが何かを混ぜ、それを牧、神木、花井、桃井が見つめる所からスタート。ここで前回までとの違いが1つ。遂にももてぃんが5バカの仲間入り。おめでとう🎊と、そこへ高笑いをしながら登場する野上。なんと合法的に島を脱出できるらしい。

…いや君たち今までありとあらゆる手段を使って島から脱出しようとしてたよね!?それなのに実際の脱出方法めっちゃあっさりしてんな!?第60回全国高校生科学技術オリンピック?なんなんだそれは!?お前らそんなやつでいいのか!?

そんでもって野上はこの日の為に3ヶ月も前から女子校の子達との間に合コンをセッティングしていたらしい。それも神木の寝顔で釣る。…欲にまみれていてちょっと気持ち悪いな(笑)

でも共同研究者として5人も連れて一緒に行こうとするあたりは優しい。

 

と、ここで6人揃って夜食タイム。今回は

プロバンス風冷奴とコロッケのロコモコ丼 シェフの気まぐれマヨネーズ添え

これが通称・源ちゃんのちょい足し料理。初めて食べたももてぃん感激。流石離島の食は不味いといい、常にマイ調味料を持ち歩く食にこだわりが強い男なだけある。美味しそうだったから放送翌日は私もロコモコを食べました。

 

 

 

船着場に向かう途中、野上が計算ミスを犯した事に気付く。引率として藤木が着いてきちゃった。あらら大変。藤木をどう巻くのか考えながらも合コンの話に。ここで源田ァは数日前彼女に振られた事を告白。

「ごめん。もう無理。別れよう。」

別れ言葉はこの一言だけだったらしい。源田ァは彼女にとって何が無理だったのかは分からないようだったか

「了解」

の一言で終わらす。なんでだ。

 

源田ァが「別れた」と言った途端皆が驚く中、たった1人喜ぶ者が…勿論野上。私は君を許さない。他人の別れ話でガッツポーズするだなんて君は死ぬまで呪われなさい。

ちなみに今回、野上の奇行がいつにも増して酷いです。ある意味絶好調。

 

 

 

本土到着後、色々なものに驚く6人。…いや君たちそもそも本土の人間だろ?これ数ヶ月前まで当たり前のように見ていた景色だろ?人生で初めて離島から出てきた訳ではないだろ?

 

その後、高校生科学技術オリンピックのスピーチもそこそこに本来の目的である合コン会場のカラオケ屋へ向かおうとする6人。ちなみに藤木にはカラオケに行く事がバレてました。こいつ一体なんなんだ?ただのカモじゃないのか?お前が1番アオハルしてんじゃねえかよ。

 

 

 

カラオケ屋へ到着後、ドリンクバーに浮かれドリンクを飲みまくる野上除く5人。…いやあんたら平成生まれだろ?そんなに離島には飲み物はないのか?どんだけ離島に慣れてたんだ?

ここのシーンラスト、ソフトクリームの機械を止められないももてぃんが凄く可愛かったな。でも今まで使ったこと無かったの?ここは本当に令和?

 

藤木をどうするか問題を考えていたら源田ァは元カノである奈緒と偶然再会する。とても気まずそうな2人。無言の間が辛い。

私はあの遊び慣れてるであろう男たちが嫌い。

 

何故か藤木が居たカラオケの部屋に全員集合。

奈緒に対して何か誤解されるような事をしたのか問われ、本人は思い当たる節がなかったようだがどうやら奈緒からの連絡を殆ど返していなかった事が判明。注文している藤木を除く5人絶句。それは駄目だよ、源田ァ。

 

 

部屋を出てドリンクバーにてあのクズ男たちが奈緒を侮辱する会話を聞いた源田ァ、ブチ切れ。奈緒の為に1人で男たちの部屋に乗り込む。歌わされたり、踊らされたり、床に落ちたポップコーンを拾わされたり…まあ中々の屈辱っぷり。

あのクズ男たちさっさと殴れよ、源田ァ。

源田ァは絶対ポップコーンを粗末にしたのにもキレてる。そして神木は床に落ちたポップコーンを食うな、あなたは汚い事を気にして。

そしてこのタイミングで合コン相手の二酸化炭素様が到着。すぐ帰ったけど(皆忘れてたでしょ)

 

 

 

 

 

さて、奈緒再来。

ここから先、源田ァと奈緒の解釈には私の主観が大きく入ってきます。

 

 

個人的に7話は全体を通して「源田ァと普通」というのをかなり考えさせられた。

彼女に振られたと告白した時、牧が

「理由聞くだろ?普通。」

と源田ァに聞いたけど源田ァはこの「普通」ってワードに少し引っかかっていたり、源田ァと奈緒の間でも「普通」の解釈がかなり違っていて。

奈緒

「返信するよね?普通

「「別れよ?」って聞かれたら「なんで?」って聞くよね普通

「好きだったら普通してくれる事も全然してくれなかった」

奈緒にとっての普通のオンパレード。

 

これは反対の事も言えるけど源田ァにとっては「普通」だと思っていた事が他の人にとってそれは「普通」ではなくて。源田ァには源田ァの、奈緒には奈緒の、そして牧には牧の、勿論その他の人にもそれぞれ人には人の「普通」の形があって。

1話の時、牧の目から見て「普通」じゃなかった源田ァも自分の言葉にして話すのが好きじゃなかった、でもそんな自分なりになるべく話そうと、所謂社会一般的に見える「普通」であろうとしていた過去があって。まさか1話で牧が心の中で思っていた「平気な顔して浮いてる奴ら」というのがこういった形でフラグ回収されるとは。「普通」ってなんなんだろうね?

私は自分が思う「普通」を貫き通せばいいと思うよ。

 

奈緒に対して言った

「ごめんな、普通に出来なくて。」

この言葉に源田ァの不器用さが沢山詰まっていて凄く心苦しいし、辛かったなあ。

 

 

 

奈緒はもっと恋人らしい事をしたい。源田ァに言って欲しいのにそれを伝えられなくて。4話のペットボトルでイカダを造るシーンでタイタニックの話になった時源田ァは

「何回も見せられた、DVD」「彼女」

と言っていたけどこれって奈緒は王道のラブストーリーであるタイタニックを根気よく何度も源田ァに見せる事によって自分の気持ちに気付いて欲しかった、自分もローズみたいに源田ァから愛情を貰いたいと思っていたんじゃないかな?ただ源田ァはそれに一切気付けなかったっぽいけど。源田ァはタイタニックを見ていてあの2人に感情移入はするものの、ラブストーリーというよりかは冷静に映画を分析していたのでは?頭がいい彼なりに。

同じ映画を見ていても2人の視点が違うから何度見ても全く違う映画見ていた感じ。というか「見せられた」と言ってる時点で奈緒の本心に気付ける訳がないよね。

 

でも解釈の仕方は違っていても彼女と一緒に何度もタイタニックを見ていた事を離島で出来た友達に話している辺り奈緒のことは本当に好きだったし、大事な存在だったんだなと思う。

ちなみに私は人生で1度もタイタニックを見た事がありません。ここに関しては語るに語れん。

 

 

源田ァは今も奈緒の事が好きなまま、まだ少しだけ未練を感じていそうだなと思ったけど相手がもう既に別れを告げられた元カノだったから

「好きだったよ」

って伝えたのかな?ここで

「好きだよ」

って伝えてたらまた違ったシナリオだったのかも知れないな、とずっと思ってる。

でも源田ァはそうはしないんだよね。だって源田ァだもん。過去形で伝えた事にもちゃんと源田ァなりの意味があるんだろうな。

源田ァは奈緒のどこが好きだったのか。所謂「普通」の人なら「顔」とか「性格」とかそういった部分を答えとして挙げるんだろうけど源田ァは奈緒との間にあった「空気」が好きだったと言った。これも源田ァらしい理由。言葉にするのが好きじゃなかった源田ァが奈緒と一緒に居ると安心して黙っていられた。多分源田ァは奈緒と一緒に居られるのなら手段は何でも良かったんじゃないかな。だって3時間半もの長編映画に何度も付き合って居られたんだもの。どこが好きだったのかを聞かれて笑って答えられるくらいに。

でも奈緒はそうじゃなかった。源田ァが言葉にするのが苦手なのを分かっていながらも物理的に距離が離れて、会えなくなってしまって、言葉を貰えない事に怖くなってしまった。

 

幾ら口下手とはいえ言葉にしないと伝わらないものもあるしそりゃ神木の倍ビンタも食らうわよ。これでまた1つ学べたね、源田ァ。

 

 

 

最後、奈緒が源田ァの胸に寄りかかった時に源田ァには奈緒「抱き締め返す」という選択肢もあった中でそれをしなかったのも源田ァ自身は奈緒が既に元カノだったから無闇に抱き締め返せなかったのかな?と思っていたけど、それとは別で奈緒が源田ァに対してずっと求めていた「普通」に応える事が出来ないという事を態度で表していたのかな。これどちらもありそう。ただ奈緒は源田ァに抱き締めて欲しくて近付いて行ったように感じたけど。

互いの本音を聞いてヨリを戻す、という選択肢があったにも関わらず2人は、というか源田ァはそれを選ばなかった。ヨリを戻せなかったのではなくて、戻さなかった。

これ程誠実で実直な男だとは。

 

 

2人とも不器用すぎるのよ。勿論源田ァ側にも非はあるし駄目だった所は駄目なんだけど。でもそれは奈緒にも同じ事が言えることで。例えばこれがあと10歳上だったらまた違ってたんだろうけどまだ人生経験も乏しい高校1年生の子供だもんね。そういうすれ違いも起きてしまうよね。

 

 

 

 

 

まあまず連絡はちゃんと返そうな、源田ァ。

 

あと奈緒ちゃん。無口な源田ァの次に遊び慣れてそうなあの男たちを選ぶのはないよ。リアルすぎる。今は無理だろうけどきっと10年後には源田ァの良さに気付く(と思うよ)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…長々と語りました。5000文字超え(笑)

放送直後、Twitterで「次はいい恋してね」旨のツイートをしている方を何人か見かけましたが私は源田ァと奈緒の恋愛はいいものだったのではないか?と思っているんです。確かに2人の恋愛には相手を思いやる気持ちが少し欠けていたと思うし全体を通して切なく感じる部分があったけど最終的に別れてしまったからそれはいい恋愛ではなかったというのか?そんな事はないでしょ?「次はいい恋してね」なんてそんな言葉であの2人の事を片付けてしまいたくないな、と思うんです。あんたらは間違いなくいい恋愛をしてたと思うよ、私は。それも含めて全部アオハル。

 

メンズ校はいいエピソードが多すぎて放送前に「これあんまり面白くなさそうだな」と甘く見ていた私をぶん殴ってやりたい。これめちゃくちゃ感動するよ。週の真ん中に1つのオアシスが出来たみたいな気分。

さて、次回10話は牧と野上がまた喧嘩していますね。そして牧は島のエリカと不純異性行為に走ります(語弊)。楽しみですね。

それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ps.このエピ好き。Hさんありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/24 追記

最終回、第7話から2年後の世界にて源田ァと奈緒ちゃんはヨリを戻していました。歓喜奈緒は10年待たなくても源田ァの良さに気付いたね、モブ女ことお姉さんはとても嬉しいです。

2年経ったらちゃんと連絡返してるかな?栖鳳生はフェリー乗り放題(後述)にもなったし定期的に会いに行ってるかな?愛情もちゃんと伝えてる?奈緒があれだけタイタニックを見せてた意味も分かった?

源田ァは高校卒業後は進学せず、奈緒の実家である老舗の洋食屋(ビストロNAO)で修行をするらしいです。これは婿入りの予感…?

そして将来はアルカトラズ刑務所日本支店にある食材で新しいメニューを考案しようとしています。頭が良い、スポーツが出来る、料理も出来る、おまけに奈緒の事をあれだけ一途に思いやれる。お義父さん、彼はいい人です。

(メンズ達に褒められたら鼻が伸びるの可愛いね)

 

ちなみに2年後のアルカトラズ刑務所日本支店は以前とは比べ物にならないくらい便利になりました。通称・アルカトラズエデン化計画。スマホの利用が自由に、岸田商店がちょっとしたスーパーに、フェリーは1日3便、更に栖鳳生は乗り放題に、通販の利用、無料WiFiスポットも解禁。勿論、1番の問題であった食事も豪華に。

今回の料理は

スズキのソテー トマトとタプナードソース

タイとタコのカルパッチョ

桃のコンポート シャインマスカット添え

の豪華なラインナップ。

(多い)(長い)(そしてちょい足しの域を超えてる)

 

 

 

 

なにはともあれ、2年後もメンズ達がいい人生を歩んでいて何よりです。いいアオハルの一部始終を見せてもらったよ。

最後に…源田ァ、幸せでいろよ!そうじゃないとモブ女は許さねえ。

 

 

(こんだけ1人語りしてたのは一体なんだったんだ(笑))